あい変わらず
題名に「パリ」と入っていると
それだけで心引かれてしまう私なのですが(笑)、
そんなこともあって
先日アマプラで見た映画が「パリタクシー」です。
大雑把に言うと、
お金にも休みにも恵まれていないタクシーの運転手シャルル(ダニー・ブーン)が
高齢者施設に入居する女性客マドレーヌ(リーヌ・ルノー)を乗せ、
パリの街を終日移動するという内容なんですが、
この一日にとにかくいろんなことが詰まっていて、
さながら大きな旅をしているかのような錯覚に陥ります。
このマドレーヌの人生がなかなかの波乱万丈で、
若い頃(1950年代ぐらいでしょうか)の回想シーンでは
当時の男女観みたいなものも反映されています。
自由の国フランスでも
当時のしきたりの中で生きていくのは
大変だっただろうなぁ、と思わされます。
タクシーで移動しているつもりが、
ふたりはいつのまにか
それぞれの人生を
互いに照らし合わせるような状況になっていきます。
人の人生には
それぞれいろんなことがありますね。
後半には悲しい出来事も訪れますが、
見終わったあとは
「ああよかった」的な何かを感じる映画だと思います。
テレビの前にお札がおいてあるのはご愛嬌ということでお願いします。
(気づかず撮ってしまった)(笑)